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ラングドック地方とルーション地方 (2001)

2001年は悪くない、安心できる、どころかラングドック、ルーションともに素晴らしいワインが造られました。

ラングドックでは前年よりも穏やかな秋で北の地方の人たちが憧れるような平均最高気温(10月20℃、11月15℃、12月13℃)で推移していきます。それに反して正式な冬が到来する前の12月中には13日程の持続した雨が記録されていました。

冬はしばしばこの地方で見られるようにとりわけ寒くなかったですが雨が多く、1月には17日間に渡り160mmの雨が降っています。
雨は2月にかけて次第に弱まりましたが、この雨によって地中の水分は十分に蓄えられ、ブドウは夏、完璧な成熟を迎える為にそこから蓄える事が出来ました。

春に入ると生育サイクルは急速にスタートします。雨はそれに反して例年よりも多く降り続け、生産者達はブドウが希薄することを恐れました。しかし7月の中旬から収穫期まで雨がやんだ代わりに日照量に恵まれた為その不安は杞憂に終わります。 それに加えて北風が灰色カビ病の蔓延を防ぐ素晴らしいシーズンに。この年に造られたワインは色、複雑さ、深み全てが素晴らしく2001年はラングドックの記念すべきヴィンテージになりました。

ルーション地方もラングドックと似たような状況で、秋から冬にかけて、とりわけ12月(105mm)〜1月には降雨を記録。フレンチ・カタロニアらしい穏やかな冬を過ごし、生育サイクルは3月〜4月にかけてスタートします。
春の平均気温は18℃を記録、季節の平均気温を超さない暖かい夏に恵まれコート・デュ・ルーションのアペラシオン、コート・デュ・ルーション・ヴィラージュ、バニュルス、コリウールではとても美しい成功を収めました。

[参照元: www.vin-vigne.com]